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report 2016.09.09

樹と環×越中和紙 産地訪問レポート

名古屋市千種区にある”樹と環”さんは越中和紙と組むことになっています。
越中和紙には五箇山和紙、蛭谷紙、八尾和紙の3産地がありますが、今回は富山平野の南に位置する八尾町を訪問し、古い建物が残り、美しい自然に囲まれた街並みをレポートしてくださっています。

「越中和紙」は、五箇山(ごかやま)和紙、八尾(やつお)和紙、蛭谷紙 (びるだんがみ)の三産地を総称したものをいいます。富山県のめぐまれた土地の気候、歴史の流れから生まれた、それぞれの特色ある伝統和紙、加工和紙。今回は富山市“越中富山の薬売り”の薬包紙として盛んに作られた八尾和紙の伝統を引き継ぐ製造元である「桂樹舎」さんにお伺いしてきました。

 

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八尾地方は、富山平野の南に位置し、飛騨の山々を源とする二つの川に挟まれた高台の土地となり、四季折々の豊かな自然の景観と、石垣の美しい町並みは、江戸時代につくられた当時のたたずまいを残し、「おわら」「曳山」など伝統文化が息づいています。

 

 

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桂樹舎和紙文庫の木造瓦葺きの建物は、八尾町の山間部にあった小学校を移築したもので、館内には、紙の発展過程を紹介、和紙に繋がる文献や、和紙を材料とした、昔の生活で使われていた道具や小物、古今東西の紙にまつわるものを紹介されています。

 

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桂樹舎の創立者の吉田桂介さんは、紙漉き職人、目利きとしてもよく知られた人物で優れた芸術や思想家とも親交が深く、昔ながらの八尾の手漉きの和紙の手法を守るべく、民藝運動の提唱者である柳宗悦からも助言を得ています。染色家の芹沢銈介から、型染めの技術、デザインをすべて直伝で習得し、八尾和紙の水に浸けても破れない特色を活かし、和紙に美しく、かわいい模様を施す型染め紙の制作が続けられています。

 

隣接した工房では、紙漉きから型染め紙ができあがる工程を見ることができます。

 

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型染めの模様を施すことにより、ブックカバーや名刺入れなど、日常使いができる様々な生活の和紙小物。イベント期間中、お店の植物、盆栽やサボテンと一緒に、模様、デザインの美しい、型染め和紙を楽しんでいただけたらと思います。