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report 2016.08.10

ノルディックフォルム × 読谷山花織 産地訪問レポート

ノルディックフォルムさんは、有名家具デザイナーを数多く輩出していく北欧の家具や生活用品が集まるショールームです。組み先である読谷山花織の産地である沖縄県中頭郡読谷村を訪れました。北欧と沖縄、気候も風土も全く違うイメージがありますが、似ているところもあるようです。

伺ったのは梅雨明け直前の頃で、「夏至南風(カーチーベー)」という湿った強い南風が吹く季節でした。
まずは読谷山花織事業協同組合のある「伝統工芸総合センター」にお邪魔してきました。

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読谷山花織は「ゆんたんざはなうい」と読むそうです。
約600年の長い歴史がありますが、時代の波や戦争などがあり絶滅寸前に。それを読谷村の情熱のある有志の方たちが1964年に復活させました。家にあった織物をほどいたり、織り方を研究して今の形になったといいます。その手間は大変なものであったと思いますが、当時の人たちには大変だったという想いはなく、皆一様に「楽しかった」とおっしゃるそうです。

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読谷山花織は紋織物の一種で、色糸で浮き出す紋様には子孫繁栄や長寿などの願いが込められていて、基本的にはそれぞれの織り手の方がデザインを考えて織っているそうです。鮮やかに細かく浮かび上がる紋様は、本当にお花が咲いているかのようで愛らしく、そしてとても美しいと実感。北欧のスウェーデン織りにも似た雰囲気です。

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細かい紋様なので、織るのにはかなり時間がかかりますが、織り機もそれぞれ使いやすいように工夫されています。なんと、緯糸の糸巻には、アンテナの芯やボールペン先なども使用することもあるそうです。これまでの苦労してきた経験もあり、使えるものは使うという精神です。
戦争が起こると、花織は不要なものになってしまいます。そうならないよう、平和の願いも込めながら織っているそうです。同じく、私たちが販売している家具なども不要なものになります。そんなところにも共感を得ました。
場所も気候も全く違う「沖縄」と「北欧」のコラボレーション。インテリア空間の新たな可能性をご紹介したいと思っています。