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report 2016.10.19

プレインピープル東急プラザ銀座 × 山形鋳物 産地訪問レポート

プレインピープル 東急プラザ銀座さんは、山形鋳物とコラボレーションしています。
すでに、お店で展開したいモノのイメージはもっていたプレインピープルさん――産地ではどのような新しい出会いがあったのでしょうか。

プレインピープル東急プラザ銀座店は山形鋳物、鋳心ノ工房とお取り組をさせて頂きます。
ご自身がデザイナーであり鋳造家である増田尚紀さんの鋳心ノ工房はアートでモダン、そしてグラフィカルな作品を次々と世に送り出しています。フランスなど海外でもとても人気が高いそうです。東急のプレインピープルは天井も高く、ギャラリーのような空間でもあるので、そこに是非増田さんの食卓を豊かにする作品―鍋敷、ティーポットなどを並べたいとの思いでの増田さんにはお願いしました。

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東京から山形までは新幹線で3時間弱、改札を出ると丁度シーズンでしたので(訪問したのは6月です。)いきなりドーンとさくらんぼうが山積みに。帰りに買って帰ろうと思いながら、駅まで迎えに来て下さった増田さんの車に乗せて頂き山形市内、円応寺町にある、鋳心ノ工房のショールーム&倉庫へ。2階のショールームには作品が素敵に配置されています。壁には多くの鋳型がきれいに整理され、掛かっています。これらの型が次々と鋳物を生み出すのですから、工房の大財産ですね。
鋳心ノ工房のアイコンはころんと丸いこの鉄瓶です。

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その後ショールームからほど近い増田さんの銅町にある工房へ。もともと山形鋳物の鋳造所はこの銅町に集まっていましたが昭和48年に今は鋳物町と呼ばれる山形鋳物工業団地に集団移転をしたそうです。山形鋳物発祥の地の大きな鉄瓶のモニュメントが今は建っています。 唯一銅町にそのまま残っているのが今回見学させて頂いた佐藤鋳造、そして仕上げの加工などされている増田さんの工房です。 増田さんの工房では一つひとつ鉄瓶の中に漆を焼き付けていく加工をご本人がされていました。すべてが手作業で丁寧に行われていきます。漆は塗り物、金継ぎなどの接着、そうして金属には焼き付けての塗装と日本文化に幅広く使われているのだと改めて思いました。 これをする事によって鉄瓶がさびにくくなります。

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佐藤鋳造でかなりの広いスペース、こちらで砂をプレスした鋳型、熱々の鉄を鋳込む作業などダイナミックに行われ鋳物のベースが作られます。見るからにかなりの重労働です。
そういったかなりの手間暇がかかり、一つの作品が出来上るのに60から70の工程が人の手で行われます。
その事を考えると山形鋳物のお値段はかなりリーズナブルだと思いました。これからの季節、特に保温性の高い鉄瓶や急須を是非自分の生活にも取り入れようと思っています。
ひと手間かけて、使用後にしっかりと乾かしてあげれば何十年と使える道具になります。
山形鋳物が出来るまでの工程はyoutubeの‘山形鋳物 暮らしのデザインを求めて’を見て頂くとダイナミックにそして繊細に鋳物が作られていく様を見れますので是非。