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COLLABORATION

赤志野と鼠志野、それぞれの景色。

たっぷりとかけられた白釉から表れる気泡状の肌(かいらぎ)を特徴とする赤志野と、絵を描かず釉薬の流し方で景色にする鼠志野。国の重要無形文化財に指定された技で、見慣れたはずの志野焼の、思いがけない景色をお見せします。

岐阜

美濃焼美濃焼伝統工芸品協同組合

美濃焼の歴史は古く、今から1300年以上前まで遡ります。最初は朝鮮半島から須恵器の技術が伝えられました。平安時代（10世紀）になると白瓷（しらし）と言われる灰釉（かいゆう）を施した陶器が焼かれるようになりました。
この白瓷は須恵器を改良し、釉薬（ゆうやく）を使ったものです。この頃から窯の数も多くなり、本格的な焼き物生産地となりました。安土桃山時代から江戸時代初頭にかけて、茶の湯の流行とともに、茶人の好みを反映した焼き物が生産されました。