土佐和紙とさわし
40年前の土佐コウゾを原料にした
「柿渋」で染め上げた和紙
高知 / 織物
平安時代に書かれた「延喜式(えんぎしき)」に献上品として土佐和紙の名が出ています。
そのことから、当時すでに和紙の産地が形成されていたと考えられます。その後も和紙作りは、恵まれた自然のもとに栄え、江戸時代には土佐七色紙(なないろがみ)が徳川幕府に献上されています。
明治時代中期には、全国一の生産規模となりました。全国の中でも和紙作りの進んだ県として、伝統が守り継がれています。