やまがたいもの/Yamagataimono
夏の暑い盛りに、今では山形市銅町に残る山形鋳物工場のひとつである、「鋳心ノ工房」を訪問し、仕事場、鋳物型を見せて頂きました。
私たちからリクエストして鉄の溶解の日に訪問させて頂き、その作業を行う「佐藤鋳造」さんへ伺いました。
その工程は、1600度で鉄を溶解、完全な液体となった鉄を鋳物型にトリベを使って鋳物型に流し込む。冷房も使えない建物にキューポラがガンガン熱されて火花、鉄くずの舞い散る中のかなり過酷な作業でした。
そして、漆、おはぐろを塗り、焼き付ける色付け専門の職人である、田中優さんの工房も訪問。今では色付け専門の職人さんは山形では田中さんお一人との事でした。
その後、鋳心ノ工房のショールームへ移動し、冷房のある涼しいところでほっと一息つくことが出来ました。実際に非常に手間のかかる鋳物の製造工程を見学したことで、店のスタッフ共々、お客様へ鋳物への愛情をもって説明出来るとはりきっております。開催に向けて準備していきます。