Buyers Report 2019.09.26

仁淀川の水と時間の経過が育んだヴィンテージ和紙

土佐和紙 × genten monococoro GINZA SIX

土佐和紙 とさわし

目利きのバイヤーが工芸品の故郷を訪ねて、産地のようすや製作風景をレポートするBuyers Report。
仁淀川の水と時間の経過が育んだ、土佐和紙の故郷を訪問。この地で高級和紙が作られてきた秘密を解き明かすために、いくつかの施設を巡りました。

DATA
工芸品名土佐和紙とさわし
故郷高知
訪問先土佐和紙商談
FROM BUYER

ナチュラル素材の革や生地を扱ったハンドバッグや小物、雑貨を扱っています。伝統文化に根差した日本の職人技術を生かした商材を扱っています。
genten monococoro GINZA SIXのバイヤーが、土佐和紙の産地を訪ねました。

Report

水質がきれいなことで有名な仁淀川を車窓に眺めながら、車で高知へ。高知県立技術センターでは、トイレットペーパーや電子機械に内蔵する和紙など工業製品の一部を見学。工芸センターでは、さまざまな種類の和紙とともに、和紙の原料であるコウゾやガンビのカスが入った和紙などを見せていただきました。この地に和紙という産業が栄えたのは、やはりきれいな川があるから…。今回紹介する素材は、産地で作られた30~40年前の柿渋を塗布した和紙で、いわばヴィンテージ和紙。時間の経過で育まれた素材をぜひ味わってください。

高知県立技術センターでの工場見学のようすです。
和紙に染色(科学染色)をほどこしているようすです。
コウゾのカス入りの和紙。
さまざまな種類の和紙が展示販売されている「いの町紙の博物館」。
和紙の原皮のコウゾまたはガンビ。今はほとんどが中国製なので、現地産というのはたいへん希少だそうです。
教えてもらいながら、はがきサイズの和紙を作成。
40年前の柿渋のモミ紙の和紙。味わい深い表情とツヤ、自然の色味からくる奥行きが違います。

Campaign キャンペーン

スタンプラリー