JR大牟田駅から車で約40分。福岡県との県堺に近い、熊本県北部にある小代焼きの郷、荒尾市を訪ねました。今回お会いしたのは、小代瑞穂窯の窯元、福田るいさん。 さばさばとした印象の姉御肌の女性で、“るいさん”と呼ばれて地元の方々に慕われていました。 るいさんは大学卒業後、益子で人間国宝となった島岡達三氏に師事。その後、地元に戻ってお父様の福田豊水氏とともに作陶を始め、小代瑞穂窯の2代目窯元になりました。
私たちはまず、小代瑞穂窯の母屋を訪れて、展示されていた作品を鑑賞。そこには人気商品の一つである、一人用茶こし「ちゃぷちゃぷ」もありました。
また、母屋の外には大きなテントが張られていて、たくさんの作品がストック。大胆さと繊細さを兼ね備えたるいさんの作品は、どれも食卓で食べ物が盛られた姿が想像できる、“使ってみたい!”と思わせる器ばかりでした。