Buyers Report 2019.10.17

“産地の想いをお客様に伝える”それが私たち小売店の仕事

越前和紙 × カキモリ

越前和紙 えちぜんわし

目利きのバイヤーが工芸品の故郷を訪ねて、産地のようすや製作風景をレポートするBuyers Report。
越前和紙の故郷、福井県越前地方を訪問。製作の現場で見た職人の技や、伝統を守りながら取り組んでいる新商品開発のようすをレポートします。

DATA
工芸品名越前和紙えちぜんわし
故郷福井
訪問先山次製紙所
FROM BUYER

60種類の表紙、30種類の中紙、リングや留め具を選んで仕立てるオーダーノートや、気持ちに響く紙やインク、作り手の思いが溢れる文具など揃えています。自分だけの一冊、一本に出会えるようにカキモリがお手伝いします。
カキモリのバイヤーが、越前和紙の生産地を訪問しました。

Report

全国一位の和紙の生産地、福井県越前地方を訪れました。現地では、和紙の製作現場を見学。桁(けた)と呼ばれる道具を使って原料をくみ、むらなく均一になるように漉(す)く「手漉き作業」も体験しました。 驚いたのは、一枚一枚が丁寧な手仕事で作られていること。産地では皆さんが、越前和紙の品質と技術力にとても誇りをもっていて、越前和紙の魅力を広めていきたいという想いを語ってくれました。

また、お話をうかがう中でとくに印象的だったのは、日々試行錯誤を重ねながら、新しい商品の開発にも取り組んでいること。 今回のコラボ商品、山次製紙所の「浮紙」を用いたオリジナルノートもその一つで、この商品が出来上がるまでには、伝統工芸士の方々のさまざまな努力があったことを知りました。…。今回紹介するのは特殊な型を使い、エッジがシャープに立ち上がる「浮紙」という和紙です。 後染めの加工で色をのせています。見たことがない凸凹と、色の濃淡の新しい表現の和紙をぜひお楽しみください。

思った以上に難しかった手漉き作業。紙の種類や厚さによって、力加減を微調整しなければならないそうです。
紙祖神岡太神社・大瀧神社。日本で唯一、紙の神様が祀られている神社。
浮き紙を用いたカキモリのオリジナルノート。
瓦屋根の家が残る静かな場所。一帯には、手漉(す)き体験ができる工房、和紙の博物館などが建ち並んでいました。
小箱、茶缶、うちわなどの工芸品。そのほか、越前和紙を使った新しい商品の開発にも取り組んでいます。

Campaign キャンペーン

スタンプラリー