時代が移り変わっていくなかで、残していきたいものづくりが日本各地にあります。
重ね続けた歴史の重みが、名品を生み、職人が守り、そして今に伝える、
ニッポンの伝統、技、美、そしてものづくりの精神。
現在、国から指定されている「伝統的工芸品」は、全国に218品目あります。
・主として日常生活で使われるもの
・製造過程の主要部分が手作りであること
・100年以上の歴史を持つ伝統的な技術・技法によって製造されていること
・100年以上、伝統的に使用されてきた原材料であること
など、とても厳しい指定基準により、選定されています。
そうした指定を受けたものづくりは、
時代を超えて、ものづくりに息づく技と美意識を、
新しい形にのせて受け継がれています。
東京の各ショップに創り手から届けられた品々は、
これまでの、そしてこれからの 日本の心と心を繋ぐことでしょう。
創り手から売り手へ、売り手から使い手へ。
創り手と使い手を繋ぐ10日間。
このイベントが、こうした伝統を守り受け継がれていく、一本の架け橋となりますように。
一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会は、伝統的工芸品の国内外の消費者・流通関係者に対する理解の増進と、「第31回伝統的工芸品月間国民会議全国大会(平成26年度は、佐賀県にて11月20日~24日開催)」の認知度向上を目的として、平成26年10月25日(土)~11月3日(月)に「Japan Traditional Crafts Week(伝統工芸ウィーク)」を開催いたします。Week開催中には、東京都内の協力店舗において産地の伝統的工芸品のPR及び販売を行います。
本事業を通じて様々な「出会い」を、新たな気づき、きっかけを生み、新たな流通の拡大、次世代への継承と発展につなげていく、そのようなビジョンを持って、これからの時代を切り拓く事業展開を目指して企画致しました。特に、これまであまり取り組まれてこなかった、創り手(各産地)と売り手(小売業者)と使い手(消費者)を直接結び付ける事業を通して、伝統的工芸品の流通の拡大、次世代への継承と発展の布石となるイベントを目指しておりますので、皆さま、ぜひご参加ください。