JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK 2018

Buyers Report Index > Buyers Report No.5

Buyers Report

バイヤーズレポート

薩摩焼(鹿児島県)

さつまやき/Satsumayaki

目利きバイヤーが工芸品の故郷を訪ねて、現地の様子やその魅力をレポートするBuyers Report。開窯以來300 余年続く、黒薩摩流れをくむ龍門司焼。今年の取組先の「 龍門司焼企業組合」代表 川原史郎さんをお尋ねし、お話をお伺いさせていただきました。
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From Editors

デザイナー馬場隆臣氏がディレクションするセレクトショップ、VA-VA CLOTHING & VARIETYは、自身のブランド『VA-VA』のシャツを中心に、日本各地の手仕事の器なども並ぶ店舗です。JTCW2018では、九州は鹿児島の薩摩焼とコラボレーションすることになり、産地訪問の様子をお伝えします。

Buyers Report

龍門寺焼企業協同組合

開窯以來300 余年続く、黒薩摩流れをくむ龍門司焼。今年の取組先の「 龍門司焼企業組合」は空港から程近い山の中にありました。

囲炉裏があり広く開放感のある作業場にて代表の川原史郎さんとお話しさせていただきました。

薩摩焼は大きく「白薩摩」と「黒薩摩」に分かれるそうで、龍門司焼は庶民の暮らしに寄り添う黒薩摩を代表する窯だそうです。

釉薬もたくさんの種類があり黒釉に青流し・玉流し・白流し、色鮮やかな三彩、飴釉など力強く素朴で日常の食卓を彩ってくれる器などたくさんの種類の器があります。その一方、特異な表情で印象に残ったものが、ちょっとゴツゴツした表情の蛇蝎釉や龍門司焼でしか見ることのできない鮫肌釉などは、とても特徴的であまり見たことがなく、とても面白いと思い、今年のJTCWで当店で商品の提案ができればとも思いました。

大きな登り窯
地元の自然から採取した粘土や釉薬
工房の様子

今回の産地訪問で、地元産出の土と原料を使い、多種多様な釉薬で表現する龍門司焼の器からは、長い歴史の中から生まれた陶工たちの努力と研究の積み重ねから生み出されたものだと感じることができました。