Buyers Report 2019.10.12

“竹のある暮らし”を楽しむために作られた工芸品

別府竹細工 × TOKYO FANTASTIC OMOTESANDO

別府竹細工 べっぷたけざいく

目利きのバイヤーが工芸品の故郷を訪ねて、産地のようすや製作風景をレポートするBuyers Report。 別府竹細工の産地、大分県別府市を訪問。4名の女性職人にお会いし、工芸品が作られる過程の一部を見学しました。

DATA
工芸品名別府竹細工べっぷたけざいく
故郷大分
訪問先大分県別府市
FROM BUYER

日本の作家・職人の手仕事による「いいもの雑貨」の魅力があふれる、ライフスタイルストアです。店内にはドライフラワーの花束やリース、豊富な花材が並び、陶磁器、ガラスの器、ハンドメイドアクセサリー、 伝統的工芸品などを取りそろえています。
TOKYO FANTASTIC OMOTESANDOのバイヤーが、別府竹細工の生産地を訪問しました。

Report

別府竹細工の産地、大分県別府市を訪ね、4名の女性職人にお会いしました。工房では、竹細工のもっとも重要な素材である竹ひご作りと、底編み、腰立ち編み、胴編み、首編みなどの編み込みの作業を見学。 熟練の技によって作られた、バスケット(あみかご)、バッグ、花挿し(花器)、一輪挿し、コースター、ざる(椀型、皿型)、その他、ピアスやイヤリング、髪留めなどの竹細工アクセサリーを見せていただきました。 竹資源が豊富なこの地で継承されてきた竹細工の伝統の技。手のひらと体にやさしくなじむ工芸品を手に取れば、“竹のある暮らし”そして“すてきな1日を楽しむ”ために作られた別府竹細工の魅力が伝わってくるはずです。

別府竹細工は、大分県別府市を中心に製作されている竹工品。起源は室町時代に作られていた行商用の籠で、江戸時代以降、湯治客が使用する台所用品や土産物として全国に広まったと伝えられています。
青い竹を煮たり干したりした「白竹(しろたけ)」。これを切って、面取りして、剥いで、割って…。ようやく竹細工のもっとも重要な素材である「竹ひご」が完成。丁寧さと集中力を求められると同時に、女性作家さんにとっては、力を必要とするたいへんな作業です。
竹の強さとしなやかさを生かした、“ひと編みひと組み”は、一朝一夕では実らない、日々の鍛錬のたまもの。現在活躍されている作家さんの多くは、竹職人を育成する別府竹工芸訓練センターで、みっちりと基礎を学び、訓練を積んできたそうです。

Campaign キャンペーン

スタンプラリー