最寄りの高速インターを降りて、なだらかな上り下りを繰り返しながら田畑が広がる田舎道を走ること数十分。視界が開けると、一本道の山側の斜面には窯元のある民家が建ち並んでいました。
お店に並ぶのは生活雑器が中心でしたが、丹波独特の力強い土瓶や伝統の蝋燭徳利などもあり、現在はほとんど作られていない古い大甕が屋外に置かれているようすが印象的でした。また、60あるという窯元は代々続いている古い家が多く、皆さん昔からの顔なじみで、同業者同士の結束も強いのだとか。
それぞれに個性的な6つの窯元を訪問。軒の窯元様にお声掛けして、これぞ丹波焼という伝統的な器から、カラフルでおしゃれな現代的なものまで、たくさんの作品を見せていただきました。
800年の歴史と伝統は、産地の人々の気さくな人柄と家庭的な雰囲気に支えられているのだということを実感しました。