埼玉県草加市の閑静な住宅街にある、江戸切子の工房「ミツワ硝子工芸」を訪問。職人さんは意外に若い方が多く、 それぞれの仕事に黙々と取り組んでいる姿が印象的でした。工房では、割出(切子をする際の目安となる基本線を入れる作業)、 荒摺り(ダイヤモンドホイールでグラスをカットする作業)、中摺り(目の細かいダイヤモンドホイールで荒摺り面を整える作業)、 石掛け(中摺りしたカット面を砥石で滑らかに均一化する作業)、磨き(円盤状の木盤やゴム盤などで磨き上げる作業)といった、 江戸切子の一連の作業を見学。一つの製品ができるまでに、相当の時間と手間がかかっているということを知り、美術工芸品としての価値を改めて実感しました。
江戸切子 えどきりこ
目利きのバイヤーが工芸品の故郷を訪ねて、産地のようすや製作風景をレポートするBuyers Report。 埼玉県草加市の閑静な住宅街にある、江戸切子の工房を訪問。時間と手間がかかる作業体験のようすなどをレポートします。
DATA
工芸品名 | 江戸切子えどきりこ |
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故郷 | 東京 |
FROM BUYER
1663年に京都で創業した、香と和紙、和文具を扱う専門店です。“日本の伝統文化を守り育てること”を理念とし、季節感を大切にした、使う人の心や生活が、少し豊かになるような上質な商品づくりをめざしています。
東京鳩居堂 銀座本店のバイヤーが、江戸切子の工房を訪ねました。