福岡空港から空港バスを利用して約45分。さらに朝倉インターからレンタカーで約1時間。小石原焼や高取焼の産地として知られる東峰村は、福岡県朝倉郡の山中にありました。最初に訪れたのは、小石原焼の全容を知ることができる「小石原焼伝統産業会館」。こちらの展示スペースで近世から現代にいたる作品を鑑賞したのち、道の駅「小石原」内にある小石原焼直売所「小石原陶の里館」で、東峰村に50ほどある窯元の作品を堪能しました。その後は、JTCW2019に出品するカップの作陶を依頼した5つの窯元を訪問。まずは「鶴見窯(つるみがま)」の工房でろくろを使った実演を見学し、魅力的なカップ&ソーサーをたくさん取りそろえている「鬼丸豊喜窯(おにまるとよきがま)」、高取焼(茶陶器が中心)の技法を継承している「元永陶苑(もとながとうえん)」、伝統を踏まえながらも個性的な器を作り続けている「森山實山窯(もりやまかんざんがま)」、すべての作品を登り窯と窖(あな)窯で焼成する「辰巳窯(たつみがま)」を順番に訪ねました。皆さん、ぜひプレインピープル 東急プラザ銀座店で器を手に取り、5つの窯元の個性を感じてください。
今回の展示には「森山實山窯」の窯主のご長男、森山寛二郎さんがご参加くださいます。寛二郎さんは、作家活動もされておりオブジェなども発表されています。