会津西方駅から20分ほど山道を歩くと三島町生活工芸館があり、
奥会津編組細工の歴史や産地の環境、作り手などについて知ることができます。
工芸館で実際に素材や製作過程の展示を見ながら、奥会津三島編組品振興協議会会長で山ブドウ細工の伝統工芸士である五十嵐さんと、ヒロロ細工職人さんにより、素材の採取から加工、編み込みといった全ての工程を、実演を交えながらご説明いただきました。
完成した工芸品を見るだけでは知ることの出来ない、素材ごとに必要な手技や時間の流れを見ることで、素材の良さを生かす工夫を随所に凝らしていることも知りました。
編組細工の昔と今、産地や職人を取り巻く環境の変化、材料確保のご苦労などといった職人さんならではのお話をうかがう貴重な体験です。