Buyers Report 2020.08.07

金沢・加賀に受け継がれる山中漆器
伝統技術を守る人々の深い愛情にふれた時

山中漆器 × iki 中目黒路面店
CRAFTS INFO
工芸品名山中漆器やまなかしっき
産地石川
訪問先我戸幹男商店
BUYER'S INFO

iki
- プロダクトそのものに焦点があたる店舗 -
天然素材を軸にベーシックな服のデザインを展開。白、黒、赤に色を絞ることで生まれる繊細なディテール、素材のおくゆきに対するこだわりを追求するikiのものづくり。シンプルに、服に焦点があたる考えと店作り。中目黒の川沿いで心地よく季節と時の流れを感じ、ゆったりとした時間を過ごしていただけます。

Report

明治41年創業の我戸幹男商店の我戸さんに山中漆器の歴史や受け継がれる技術などについてお話を伺いました。

職人の高度な技、一貫して地域で作り上げる仕組み、伝統を守り受け継ぎながら”現代”に合わせて新しい物を生み出す姿勢に、強い感銘を受けました。
さらに、木地師による荒挽き・加飾挽き・拭き漆の現場も見学させていただきました。

日本の素晴らしい伝統技術を守り伝えるための努力、そして山中漆器への深い愛情や敬意にふれ、器の魅力を多くの人に知って欲しいと改めて強く想う時間になりました。

木地師が一つひとつ丁寧に挽き上げた器たち



ごまかしのきかない美しい木目は職人の手事によって挽き出される












山中漆器 やまなかしっき

16世紀の後半に、良い材料を求めて移住してきた職人集団の人達が行ったろくろ挽きが始まりです。
その技術は山中温泉のあたりに定着し、江戸時代中期には、椀、盆等の日用品の他、温泉にやってきた人々の求めに応じ、土産用の遊び道具を作って売る等、温泉とともに漆器も発展しました。
19世紀の前半には塗りの技術や蒔絵の技術が入ってきて、現在の美しい山中高蒔絵(やまなかたかまきえ)の基礎が築かれました。

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