Buyers Report 2020.09.09

銅や真鍮のもつ腐食性を利用した
鮮やかな発色が魅力の高岡銅器

高岡銅器 × Lamie
CRAFTS INFO
工芸品名高岡銅器たかおかどうき
産地富山
訪問先能作
BUYER'S INFO

Lamie
- ジュエリーブランド「Lamie」 Flagship Store -
オブジェや抽象彫刻の様な、立体的で大振りなデザインをアート感覚で身に着ける事のできるジュエリーとして表現しているジュエリーブランド。
シルバーの大振りなアイテム、K18の繊細なコレクション、天然石を使った1点モノのジュエリー等、幅広く展開。

Report

400年以上の歴史を持つ富山県高岡市で作られる高岡銅器。
創業から100年以上経つ能作さんの工場で作業を拝見しました。

高岡銅器は分業制で、能作さんでは鋳造・磨きを行っています。
高岡では少しの水分と粘土を混ぜた鋳物砂を木型の周りに押し固めて鋳型を作る方法がとられていますが、これだと鋳型を焼成・薬品処理しないので、砂の再利用が容易で量産性に優れているそうです。

見学させていただいたことで今後のコラボレーション商品への期待が膨らみました。

今回の訪問では、コラボレーションまでは実現が出来ませんでしたが、能作さんの工房を見学することで生まれたコレクションを販売することになりました。

コレクション名はシンプルに『SUZU』。
素材の錫の曲がるという特性からインスピレーションを受けたフォルムのジュエリーです。
この商品をきっかけに、いつか唯一無二のものが創れたらと思っています。

溶かした真鍮を鋳型に流し込む工程




アイテム数の多さに圧巻














溶かした錫(すず)を鋳型に流し込む工程



















高岡銅器 たかおかどうき

高岡銅器は、江戸時代の初め、加賀前田藩が、鋳物の発祥地である河内丹南の技術を持った7人の鋳物職人を招いて鋳物工場を開設したことに始まります。
高岡鋼器は花器、仏具等の鋳物に彫金を施す「唐金鋳物(からかねいもの)」を作り出したことにより発達しました。明治時代には、パリ万国博覧会に出品されたことから世界でも知られるようになり、全国の生産量の9割を占めるまでに至っています。

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