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report 2016.09.09

フィアット松濤×二風谷アトゥシ 産地訪問レポート

前回に引き続き、イタリアを代表する自動車メーカーであるフィアットさんの産地訪問レポートをお届けいたします。前回はフィアット心斎橋の組み先である二風谷イタを中心にご紹介いたしましたが、今回はフィアット松濤の組み先である二風谷アトゥシをご紹介いたします。

前回のレポートで、アイヌ民族文化発祥の地である二風谷を訪れたことを報告させていただきました。
今回は二風谷アトゥシについて簡単にではありますが、ご紹介したいと思います。アトゥシを織る糸はなんと木からできています。二風谷に流れる沙流川流域の森が育んだオヒョウやシナノキです。

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まず内皮を剥いで煮たあと、小川に浸し日に当てて乾かすそうです。干して染色したあとの内皮はこのようになります。

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その後、この皮を割き、撚り糸を完成させます。そのあとにやっと織りの作業に入ることができるのです。

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二風谷アトゥシという反物を作る工程の中で、この糸を作り上げるまでの作業が全体の8割を占めるということでした。一見しただけでは糸だけにそんな手間ひまがかかっていることはわかりませんが、このように作り手のことを知るということは本当に大切だと思いました。JTCW期間中は二風谷という土地や作り手のことを少しでも知っていただけるような取り組みをしたいと思います。