マスターウォール × 播州そろばん 産地訪問レポート
ウォールナットを中心に木の特性を活かした家具を展開するマスターウォールさんは、播州そろばんの産地である兵庫県小野市を訪れました。“家具”と“そろばん”—-使い手やサイズ感は大きく違いますが木を扱う者同士、どのような出会いとなったのでしょうか。
“そろばんの街”、兵庫県小野市へ向かうと、こんな巨大なそろばんが私たちを出迎えてくれました。
まずは創業百年を超える株式会社ダイイチさんの主催するそろばんビレッジへ。 こちらでは、自分の好きなカラー、サイズで世界に一つだけのオリジナルそろばんの作成ができます。
珠の色の種類や、ベースの型紙、名前入れなどを楽しく選びながら作ることで、子供たちにもそろばんに親しんで欲しい、そんな想いが伝わりました。今までの伝統的な“そろばん”を学びの道具として、またその枠にとらわれずに、次の時代へつなげようという様々な挑戦をされている姿が素晴らしいと思いました。なによりも、伝統を受け継いで完成したそろばんを弾いた時の音と感触は、最高!とっても気持ちが良いです。一見、おもちゃのように見えても本物は違います。
続いて、小野市伝統産業会館を案内していただきました。こちらでそろばんの製作工程をみせていただきましたが、珠をひし形に削り出す工程を見るだけでも相当な手間がかかっていることが伝わってきます。
最後に全国を駆け巡るROBAN号と記念撮影。子供の意見を柔軟に取り入れたワークショップはどんな地域でも人気だそうです。 私たちのお店でもJTCW期間中に、九九の覚え方、お箸の持ち方、鉛筆の持ち方、に至るまでそろばんを通じた“知育”を体験するワークショップも開催したいと考えています。詳細は随時HPで発表いたしますので、お楽しみに。