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report 2016.10.20

プレインピープル青山 × 三川内焼 産地訪問レポート

プレインピープルさんは全部で3店舗目ご参加いただいておりますが、最後は青山店の産地訪問レポートです。三川内焼とのコラボレーションで長崎県に訪問しました。どうやら素敵なコラボレーション豆皿が出来上がるようです。楽しみですね!

プレインピープル青山が今回お取組みさせて頂く長崎の三川内にコレボレーション豆皿の打ち合わせも兼ねて訪問させて頂きました。

私にとっては初めての長崎、空港から車でほぼ一時間、三川内は佐世保の東部に位置します。三川内の皿山地区に長い歴史を持つ窯元(約16窯)が古い町並みに点在します。
三川内の歴史を見せて頂く為に三川内伝統産業会館内の三川内美術館を訪問。アプローチは三川内カラーのブルーと白のタイル。入ると巨大な壺と代表的絵柄のタイルの壁画があります。
館内は江戸時代、明治時代の貴重な焼き物が展示され、また、有名な窯元の現代の作家さんや工芸士さんの作品も圧巻です。
美術館では申し込みをしておくと絵付け体験なども出来るそうです。

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失敗して写真がないのですが、美術館の近くには佐世保市うつわの歴史館があります。こちらでは一万年前以上に出土した焼き物、国内の他の産地の物、登り窯の模型、そしてとても興味深く拝見したのが三川内焼の焼きあがるまでの映像です。

今回はJTCW用にプレインピープルとのコラボ皿を特別に平戸松山窯に焼いて頂く事になりました。事前に松山窯の中里月度務さんに絵柄をお送りしていたので、鉛筆での下絵までは描いて下さっていました。それを元に打ち合わせをし、藍色(呉須)の色合いも、プレインピープルはしぶい感じにして頂きました。中里さんは10月22、23日と青山店で実演して下さいます。写真は中里さんとコラボ豆皿、そして呉須の色見本。
工房はお休みの日でしたので、お一人がお仕事中。
染付けて焼く前の器はこうした、ピンクぽい肌色ですが、焼きあがると三川内焼きの特徴の一つ、真っ白な白磁となります。

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つづいてやはり人気の窯元、平戸嘉久正窯の里見さんを訪問させて頂きました。
嘉久窯も今回のJTCWにご参加頂けるので、どんな豆皿を送って下さるかとても楽しみです。写真は里見さんと今回のJTCWの為のセッティングをすべてして下さった三川内陶磁器工業協同組合の鶴田さんです。

そして思わず欲しくなる鯨の絵柄の光雲窯へ。Vividなブルーの看板が目印です。
こちらにも今回は参加して頂ける事になりました。
最後に立ち寄ったのが泰平や。こちらは江戸時代の旅籠を改築し、今では予約制で平戸寿司(江戸時代から平戸に伝わる押し寿司)の体験、お料理を頂く事が出来ます。-申込み制です。とても趣きのある建物で三川内の器を使ってのお食事、次回は是非と思っております。

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JTCW期間中は表参道のプレインピープル青山にて、松山窯 中里さんの実演もあり、直接お話もして頂けますので是非いらして下さいませ。