TSUTAYA TOKYO ROPPONGI × 金沢箔 産地訪問レポート
TSUTAYA TOKYO ROPPONGIさんは3年連続のご参加で、今年は金沢箔と組んでおります。六本木の煌びやかなイメージと金沢箔の輝きのコラボレーションを生み出すために、金沢の地を訪れた際のレポートです
箔商工業協同組合会館にお招きいただき、まずは製造工程や金箔を薄く、薄く延ばすための延箔機などを見学させていただきました。
箔を作るにはまず、金に微量の銀や銅を加え打ち延ばす澄(ずみ)という工程があります。その際に使用する澄内紙には手漉和紙を使用しますが、その主原料である稲藁の芯をとる作業は障害のある方の雇用を推進されているそうです。
組合の近くに箔の工場が立てられています。作業で発生する音や排水の問題に配慮し、県では条例が設けられているそうで、工場は市街地郊外にしか建てられないそうです。
次の金沢箔の製造販売を行っている“さくだ”さんへ向かい、実際の作業の様子を拝見させていただきました。現在では機械式となり、防音室で作業をガラス越しに見るほかないのですが、高速で叩き付けられる箔打ちは、誤っても指が当たらないようにするだけでも神経を使うそうで集中する姿は迫力がありました。また専用の竹ばさみで慎重に箔に触れる時はとても張りつめた空気で、見ているだけでも緊張しました。崩れてしまった箔は、化粧品や食品用になるのだそうです。
そして“箔一”さんへ。こちらにはなんと〈金箔の間〉がありました。中央に鎮座しているのは加賀藩初代藩主前田利家公が所蔵していた鎧兜の復元だそうです。
そして最後は“ひゃくまんさん”をご紹介しておきます。石川県の観光キャラクターで、九谷焼を金箔でまとっているそうです。県をあげて、観光×伝統工芸とPRしている様を実感しました。私たちのTSUTAYA TOKYO ROPPONGI × 金沢箔も楽しみにしていてください!